コツコツ長者への道

2013年にインデックスファンドでの積立投資を始めた素人&ビギナー&個人投資家です

人は想像以上に怠慢な生き物

先日、「心停止後20分経過した心臓を蘇生し移植する手術に成功」というニュースが報じられていました。

 


心停止後の心臓を移植、豪医師が初めて成功 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

 

さて、臓器提供に関する次のようなデータがあります。

ヨーロッパにおける臓器提供の意思のある人の割合です。

 

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(Will a presumed consent system increase the number of organ transplantations? | Rene Bekkers)

 

英国やドイツといった国々と、フランスやベルギーといった意思表示99%以上の国々。その違いを分けるものは何か?

 

臓器提供の意思表示を示すのに「意思表示カード」があります。

そして提供意思の少ない国のカードには、

  • 臓器提供プログラムに参加したい人はチェックしてください

 

一方、提供意思の多い国のカードには、

  • 臓器提供プログラムに参加したく人はチェックしてください。

 

と書かれているそうです。

これは、『お金と感情と意思決定の白熱教室』(ダン・アリエリー著、早川書房

に書かれているお話です。

 

 

お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学

お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学

 

 

人はこれほどの難題に直面するとどうするだろうか?なんと、何もしないんだ。書式を作った人に決めてもらおう、というわけだ。つまり、初めの設定、「デフォルト(defaults)」(=初期値/標準設定)が決定的な役割をしているのだ。

(中略)

つまり、必ずしもそちらに進むように決められているわけではないが、別の選択をするより楽だ。また、デフォルトは一番楽だということに加え、デフォルトがお勧めだとみなされることもある。

 

人は楽な道を選ぶということは周知の事実かもしれないが、想像以上に手間をかけることが嫌いな生き物なんだ。

 

人は 難題に直面すると、自分で新たな選択を考えず、標準とされている選択肢をそのまま選ぶようです。

その理由は2つ。

  1. できるだけ楽をしたいから
  2. 標準が一番良い選択肢だと思ってしまうから

 

 

資産形成においてもこの考えは同じではないでしょうか?

多くの場合、日本におけるデフォルトである「預貯金」を選択します。

 

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「資産循環の日欧米比較」日本銀行より)

 

しかし、人によってはそれが必ずしも取りうる最善の選択肢とは限りません。

もし、自分にとってそれが最善の選択肢ではないとしたら、どうすればよいでしょうか?

 

環境を変えることは私たちが思っている以上に有効で、小さな変化でおも大きな意味をもつ。

 

そこで、自動積立による投資活動は、毎月可能な額を少しずつ投資していく方法です。

人はあまりにも難しい問題の前では楽な道を選ぶのであれば、少しだけ手間をかけて、ポートフォリオを考えて後はコツコツと積立していくという方法を作ってしまえば、今度はそれが楽な道となるのではないでしょうか。ただしそれは、デフォルトとという選択肢ではなく、自分にとって最善の選択肢における「道」となるのでしょう。